暑い日が続くと、熱中症によって体調を崩してしまう方が増えてきます。
熱中症から回復したあと、
「なんとなく体がだるい…」
「少し動いただけで疲れる…」
「外に出るのがおっくうになった…」
そんな変化はありませんか?🤔
実は、熱中症をきっかけに、活動量が減ることで筋力や体力が低下する「廃用症候群」につながることがあります。

熱中症のあと、なぜ体力が落ちるの?
熱中症になると、脱水や体温上昇などによって身体に大きな負担がかかります。
熱中症になる
↓
身体がだるく、動く量が減る
↓
横になっている時間が増える
↓
筋力・体力が低下する
↓
さらに動くことがつらくなる
このような悪循環が起こることがあります。
特に高齢者では、活動量が減ることで筋力や身体機能が低下しやすいため注意が必要です。

こんな変化に注意!⚠️
熱中症のあとに、こんな変化はありませんか?
- 以前より歩くのが遅くなった
- 立ち上がるのが大変になった
- 少し歩いただけで疲れやすくなった
- 外出する機会が減った
- 座っている時間が増えた
- 食欲が落ちた
- 以前できていた家事が大変になった
「熱中症は治ったから大丈夫」と思っていても、活動量が落ちた状態が続くことには注意が必要です。
大切なのは「無理をせず、少しずつ動く」こと🚶
熱中症後は、身体を休めることも大切です。しかし、体調が戻ってきたにもかかわらず、長期間動かない状態が続くと、筋力が落ちてさらに動きづらくなる、という悪循環に入り込んでしまうことがあります。
だからこそ、いきなり以前と同じ運動量に戻すのではなく、体調を確認しながら少しずつ活動量を戻していくことが大切です。
例えば、
① 座っている時間を少し減らす🪑
↓
② 家の中を少し歩く🚶
↓
③ 涼しい時間帯に短時間の散歩🌿
↓
④ 徐々に普段の生活に戻していく🏠

というように、無理のない範囲から始めることが大切です。
もちろん、暑い時間帯の外出や運動は避け、こまめな水分補給や室温管理も忘れないようにしましょう🫗✨
当院理学療法士より
通常の廃用症候群は、病気やケガによる入院などで活動量が下がり、そこから筋力低下や体力の減少、心肺機能の低下につながって、さらに動けなくなってしまうことが多いです。
一方で熱中症後の廃用症候群は、こうした生活不活発病の症状に加えて、脱水や循環血流量の低下、体温調整への負荷なども関わってきます。
そのため運動を再開するときは、まずご本人の状態をよく確認したうえで、低い負荷から始めて、息切れやだるさなどの症状が出ていないか確認しながら進めることが大切です。
運動の強さの目安としては『ややきつい』と感じる程度がよいのですが、この感じ方は人によって違うので、ご自身がどのくらいで「ややきつい」と感じるかを目安にしていただくとよいと思います。
熱中症後の「体力低下」にも目を向けましょう
熱中症の予防だけでなく、熱中症になった後の体力低下を防ぐことも、元気な生活を続けるためには大切なポイントです。
体力の変化は、本人も気づきにくいことがあります。ご家族が「以前より動きがゆっくりになった」と感じたときも、ひとつのサインかもしれません。
暑い夏を乗り切った後こそ、少しずつ身体を取り戻していきましょう!🌻
仙台すこやかクリニック 通所リハビリでは、一人ひとりの体調や身体機能に合わせたリハビリを行い、日常生活を続けるための身体づくりをサポートしています。
「最近、歩くのが大変になった」「体力が落ちてきた気がする」そんなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
【この記事の監修】
医療法人星陵会 仙台すこやかクリニック理学療法士