近年、インフルエンザの流行開始時期が例年より早まる傾向にあります。特に今シーズンは、例年よりも早く患者さんが増え始めているというニュースがすでに報じられています。

インフルエンザワクチンは接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。例年通りの時期、例えば12月中くらいの接種で良いと考えている患者さんも見受けられますが、流行の波に乗り遅れてしまうと、抗体が十分にできる前に感染してしまうリスクが高まります。

受験生やお年寄り、基礎疾患をお持ちの方、また、医療・介護従事者など、感染リスクの高い方は、流行の早期化を見据えてできるだけ早めの接種をおすすめいたします。予約枠には限りがありますので、今年の流行シーズンを安心してお過ごしいただくためにも、どうぞお早めの接種をご検討ください。

院長 山口 龍生