「少しふらついた」「とっさに足が出なかった」という経験はありませんか。そのような感覚の背景には、身体のバランス能力の低下が関係していることがあります。当施設では、バランスボードを使ったトレーニングによって、日常生活での安定した動作や転倒予防をサポートしています。このコラムでは、バランスボードの特徴と活用方法についてご紹介します。
バランスボードで高める、安定した身体コントロール

リハビリテーションでは、姿勢を保つ力やとっさの動きへの対応力を高めることが重要です。その手段のひとつとして活用されているのが、バランスボードです。
不安定な板の上に立つことで体幹や下肢の筋肉が自然に働き、バランス能力の向上が期待できます。スポーツのトレーニングから介護予防リハビリまで、幅広い場面で用いられています。
バランスボードの特徴
- 体幹の安定性向上
不安定な環境で姿勢を保つことで、腹筋や背筋など体幹筋の働きが高まります。 - バランス能力の改善
微妙な重心の揺れに対応することで、重心コントロールや姿勢調整能力の向上が期待できます。 - 転倒予防につながる
とっさにバランスを取り戻す反応を鍛えることで、日常生活でのふらつきや転倒リスクの軽減に役立ちます。
使用時のポイント
- 最初は手すりや壁など支えのある場所で行いましょう
- 短時間から開始し、徐々に慣らしていきましょう
- 滑りにくい床や安定したスペースで実施しましょう

注意が必要なケース
- バランス保持が著しく困難な場合
- めまいやふらつきが強い場合
- 急性の関節痛やケガがある場合
- 転倒リスクが高いと判断された場合
※いずれの場合も、担当職員にご相談のうえ実施するかどうかをご判断ください。
まとめ
バランスボードは、体幹とバランス能力を効率よく高めることができる機器です。
「安全を確保しながら少しずつ慣れる」ことが、効果を引き出すための大切なポイントです。
日常生活の安定性向上や転倒予防を目指して、無理のない範囲で活用していきましょう。
【この記事の監修】
医療法人星陵会 仙台すこやかクリニック理学療法士