高血圧診療の新しいガイドラインが発表されました。これまでは高齢者の方の降圧目標は140/90mmHg未満とされていましたが、新しいガイドラインでは原則としてすべての高血圧患者さんの降圧目標が「診察室血圧で130/80mmHg未満」に引き下げられました。
「厳しくなった」と感じられるかもしれませんが、これは患者さんの個々の状態を考慮し、安全に治療を進めることが大前提です。急激に血圧を下げるのではなく、副作用に注意しながら、無理のない範囲で治療を進めていきます。
血圧をしっかり管理することで、脳卒中や心筋梗塞のリスクを減らすことができます。気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
院長 山口 龍生