アルツハイマー病(AD)の点滴治療が開始されて2年目、当院は6か月後の投与可能施設となっており、複数の患者さんが2週間毎の点滴治療を受けています。
先日、「18か月間の治療終了後はどうなるのですか」と尋ねられました。非公式情報を伝えて良いものかどうかためらいながらも、「4週毎の治療継続が可能になるかも知れませんよ」とお伝えしました。とはいえ、現状の公式情報はどうなのか、やはり気になりネット検索、、、
ありました。
2025/7/31付け情報、
https://www.eisai.co.jp/news/2025/pdf/news202554pdf.pdf
これによると、
「4年間の継続的な治療により、ADの自然経過に対して、疾患の早期段階に留まる期間を延長」とあり、平均で10.7ケ月進行を遅らせるとのことです。中には4年間ほぼ不変の例もあるようです。AD患者さんにとってまさに朗報ですね。
一人でも多くの方に恩恵が届くよう、もの忘れ外来を通じてADの早期診断・早期介入につなげられればとの想いを新たにしたところです。
院長 山口 龍生